絵本の力が起こした奇跡の実録

ニュージーランドの 絵本の読み聞かせは、子供の感性を豊かにし、想像を広げ、現実の世界を生き抜く力を育てると言われます。今回は、実際に絵本の読み聞かせがもたらした奇跡の実話をご紹介します。それは、ニュージーランドのある少女の身にもたらしたに生きる力の奇跡です。少女の名は、クシュラ。彼女は、生まれた時から重度の障害を負っていました。それも複数にわたる障害で、もはや生きていることが奇跡と思われるほどでした。目も開かず、耳も聞こえず、両の手も足も力なくうなだれた彼女に、両親は惜しみなく愛情を注ぎました。考え得る限りの方法を 試し、 バトラー,ドロシー 1925年ニュージーランド、オークランド市に生まれる。児童文学者として、また幼児期から生涯にわたる読書教育の第一人者として活躍中。四十歳まで専業主婦として八人の子どもを育て、のちに開いたドロシー・バトラー・ブックショップでは、読書障害児と未就学児の読書教育のためのセンターを設け、本の読み聞かせと母親の指導にあたった。長年にわたるこれらの活動と「クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々」により、1980年エリナー・ファージョン賞を受賞。絵本のテキストも数多く手がけている